キャッシングの審査において、信用情報に傷があるかどうかは、審査結果に直結する最重要事項です。
信用情報に傷がないと審査に通りやすくなりますし、信用情報に傷があると審査に通るのは難しくなります。
そもそも、キャッシングの信用情報とは何でしょう。
キャッシングの信用情報に、傷がつく条件は何でしょう。
信用情報に傷がつくと、具体的にどうなるのでしょう。
キャッシングの信用情報と信用情報を取り扱う機関、信用情報に傷がつく条件、信用情報に傷がつくとどうなるのかについて、それぞれ解説します。
①キャッシングの信用情報とは?
②キャッシングの信用情報に傷がつく条件は?
③キャッシングの信用情報に傷がつくとどうなる?
目次
キャッシングの信用情報とは?
キャッシングの信用情報とは、「返済履歴」を指します。返済履歴とは、「返済期日までに毎月(毎回)支払いしたかどうか」です。
キャッシングの信用情報は、情報の管理を専門に行う機関に、すべて記録・保存されています。
キャッシングの審査において、貸金業者は情報機関に必ずアクセスし、申請者の信用情報をチェックするのです。
信用情報機関とは?
信用情報の記録・保存を任されている機関は、以下の通り業界別に区分されています。
信用情報機関名 | 管理分野 |
CIC | 消費者金融とクレジットカード |
JICC | 消費者金融と銀行 |
KSC | 銀行(信金やネットバンクなども含む) |
情報機関に信用情報が残る期間は、5年間と決まっています。
ただし、返済関連のトラブル(延滞や金融事故)を解決した時点から5年間、情報が残り続ける点には注意が必要です。
キャッシングの信用情報に傷がつく条件
キャッシングの信用情報に傷がつく条件を、以下にまとめました。
傷がつく条件 | 内容もしくは具体例 |
返済の延滞 | 返済期限に遅れること |
強制解約 | 返済の長期延滞などに伴い、キャッシング契約を強制的に解約されること |
金融事故(債務整理) | 任意整理、民事再生、自己破産など |
キャッシングの毎月の支払いにおいては、返済が「1回」でも「1日」でも遅れると、「延滞」と見なされ信用情報に傷がつきます。
故意性(お金が用意できず意図的に延滞したのか、単にうっかり返済日を忘れただけか)は、問題にされません。
信用情報の傷としては等しく、「延滞」扱いを受けるのです。
延滞が長期化すると、強制解約や金融事故につながります。
同じ信用情報の傷でも、延滞よりも強制解約や金融事故の方が、傷としては重大な扱いを受けるのは、容易に想像できるでしょう。
信用情報に傷がつくとどうなるか
信用情報に傷がつくと、極めて厳しいペナルティが課せられます。
- 延滞
- 強制解約
- 金融事故
上記3つが信用情報として残ると、その後のローン契約全般において、審査通過がかなり難しくなるのです。
ローン契約全般には、例えばスマートフォンの新規契約や乗換契約も含まれます。
特に、「強制解約」もしくは「金融事故」の履歴があると、審査通過はほぼ絶望的になると明言しても、過言ではないかもしれません。
信用情報に傷がつくと、その後のライフプランにも、重大な影響を及ぼしかねないのです。
まとめ
・キャッシングの信用情報とは、「返済履歴」を指す
・キャッシングの信用情報に傷がつく条件は、「延滞」「強制解約」「金融事故」
・信用情報に傷がつくと、その後5年間はローン契約が組みにくくなる
キャッシングの信用情報とは、返済履歴を指します。
返済履歴に延滞などの傷がつくと、その情報は信用情報機関に5年間保存されるので、期間内に他のローン契約を新規で結ぶのは、相当難しくなるでしょう。
キャッシングにおいては、信用情報に傷をつけない(毎月必ず滞りなく返済する)ことこそが、遵守すべき最重要事項なのです。
くれぐれも、信用情報に傷がつくことのないよう、気を付けてください。