消費者金融と街金の違いとは?見分け方はある?
2022年04月24日
2022年04月28日
消費者金融と街金はいずれも正規の貸金業者ですが、その違いは名前だけではありません。
両者の間にはお金を借りる際に重要となる、大きな違いがあります。
その違いや見分け方を知っていると、お金を借りる際とても役立つでしょう。
街金と闇金は名前こそ似ていますが、両者はまったくの別物です。
街金と違って闇金は完全な違法業者なので、注意しなければなりません。
消費者金融と街金の違いや見分け方、両者の比較、街金と闇金の見分け方について解説します。
①消費者金融と街金の違い
②消費者金融と街金の比較
③街金と闇金の見分け方
目次
消費者金融と街金の違いとは?
消費者金融と街金の違いは、「事業規模」です。
「全国展開しているかどうか」が違います。
事業規模が大きい貸金会社を「消費者金融」、事業規模が小さい貸金会社を「街金」と呼ぶのが一般的でしょう。
- プロミスやアイフルなどの全国展開する大手は消費者金融
- 地方都市で事業展開する中小貸金業者は街金
以上のような見分け方もあります。
消費者金融と街金では事業規模が違うので、展開する事業形態にも違いがありますが、審査傾向において、特にその差が現れると言えるでしょう。
消費者金融は、スコアリングによる審査(AI審査)を導入しています。
1日単位で大人数にも審査対応できますが、個人それぞれの金銭事情を詳細には見てくれません。
街金は事業規模が小さく、地域に根付いた経営をモットーにしている会社が多いので、一人一人に対してきめ細やかな審査をしてくれる傾向があるのです。
消費者金融に比べて街金の方が、スコアリングで自動的に弾かれることがない分、審査はあまり厳しくない傾向があるとされます。
消費者金融と街金の比較
消費者金融と街金を比較すると、審査傾向以外にも以下のような違いがあります(※1)。
消費者金融 | 街金 | |
金利 | 18.0%前後 | 20.0%未満 |
審査スピード | 1時間程度 | 2~3時間程度 |
即日融資について | 可 | 難しい |
借入限度額 | 大きい | 小さい |
※1.あくまで上記比較は一般論であり、個々の会社によって事業内容には違いがあります
消費者金融に比べて街金の方が、「融資まで時間がかかり、返済(金利)の負担が大きく、限度額を小さく設定される傾向がある」と言えるでしょう。
街金と闇金は完全な別物
消費者金融も街金も、国から認可を受けた「正規の貸金業者」であることには変わりがありません。
一方「闇金」は、街金と名前はよく似ていますが、まったくの別物なので注意してください。
闇金は、「反社会的な組織が運営する、貸金業者を偽装した違法集団」です。
異常な金利を要求し、容赦のない取り立てで知られます。
街金と闇金の見分け方
街金は地方都市に本拠地を置き、全国的にはあまり名前を知られていない会社が多いので、闇金と見分けるのが難しいかもしれません。
街金と闇金を見分けるのに便利なのが、「登録番号の有無」です。
金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で情報がヒットしない業者は、闇金と考えて間違いないでしょう。
仮に登録番号をホームページなどに明記していても、番号を詐称しているケースがあるので、本当に存在する登録番号かチェックした方が無難です。
まとめ
・消費者金融と街金の違いは、事業規模の大小
・消費者金融に比べて街金の方が、審査はあまり厳しくないが金利が高い
・街金は正規の貸金業者、闇金は違法業者
消費者金融と街金を比べると、事業規模が違います。
見分け方としては、「大手=消費者金融」「中小=街金」と区別するとよいでしょう。
消費者金融に比べて街金の方が、審査はあまり厳しくありませんが、その分金利が高くなる傾向があります。
消費者金融で審査落ちした人が、街金に再チャレンジするのが一般的です。
街金と闇金は名前がよく似ていますが、まったくの別物なので、闇金にだまされないよう注意してください。