審査という言葉に戸惑う方もいるかもしれませんが、難しいことはありません。
「審査で何を聞かれるのか不安だな」
「今すぐキャッシングを使いたいけど、審査にかかる時間はどれくらいなんだろう?」
そんな悩みも事前に全体の流れを知っておけば安心ですよね。
今回はキャッシングの審査方法やその目的、審査にかかる期間など基本的なポイントに注目しながら審査の流れについてわかりやすく解説していきます。
①キャッシング審査の流れは?
②キャッシング審査の仕組みとは?
③キャッシング審査で聞かれることは何?
目次
①キャッシング審査の流れは?
キャッシング審査の流れについて簡単にお伝えしますね。
まずキャッシングで利用したいクレジットカードを申し込みましょう。また、すでにカードをお持ちならばそのカードにキャッシング機能が付いているか確認しましょう。
次に審査となりますが、実は審査は2種類あり、両方を通る必要があります。その2種類というのが、貸付金法に基づく「法定審査」と、サービスを提供する金融機関が独自の規定に基づいて行う「独自審査」です。
審査を無事通過すれば晴れてキャッシングの利用が可能になります。審査期間は利用する金融機関によって大きく異なり、銀行だと1日〜1週間、消費者金融だと30分以内で済むこともあるようです。またスマホやパソコンから申し込むことで審査期間を短縮させることもできますよ。
②キャッシング審査の仕組みとは?
先ほどキャッシング審査には、「法定審査」と「独自審査」の2種類があるとお伝えしました。
1つめの「法定審査」とは利用者の返済能力を超えた額の借入を防ぐため、金融庁が定めた法律に基づいて行われる審査です。個人が借り入れできる金額に上限を設ける「総量規制」が定められ以下のような基準になっています。
- 利用者の年収の3分の1を超える借り入れをしないこと
- 金利などを含めた借入残高が利用者の年収の3分の1を超えないこと
利用者個人にどれだけの借入金があるかは、「信用情報機関」に「信用情報」として保管され、その情報に基づいて「法定審査」で上限額が算出されます。
注意する点は全ての借入の総額に適用されるため、1つの金融機関からの借入希望額が年収の3分の1以下であっても、他で借りているお金と合わせて3分の1を超える場合は借入不可になることです。
次に「独自審査」とは、サービスを行っている金融機関が、それぞれが定めたルールにより行う審査です。審査基準は原則として公開されていませんが、どの金融機関も似たような審査項目があるようです。注意点として「独自審査」は基準が厳しく、法定審査は通っても、独自審査は落ちてしまうことは十分あり得ます。
その場合は申し込みのタイミングを変更したり、書類手続きや本人確認に不備がないか確かめてみましょう。
③キャッシング審査で聞かれることとは何?
「独自審査」における審査基準を公開しない金融機関が多いですが、以下のような項目が一般的なようです。
- 就業・収入の状況(勤務先・職種・雇用形態・勤続年数・年収など)
- 住居の状況(居住形態・居住年数など)
- 連絡先(住所、固定電話・携帯電話の有無など)
- 借り入れの状況(他社の借入件数、金額など)
- 借入希望額
必要書類として本人確認書類や収入確認書類の提出を求められます。手元に届くまでに時間がかかる書類も含まれるので計画的に準備しましょう。また申請者の収入状況を把握するたするため、審査時に申告した会社に在籍確認を行い、実際に勤めているかどうかを確認します。電話で行うことが多いため、勤め先の営業時間を伝えておくと円滑に手続きがすすみますよ。
まとめ
今回はキャッシング審査の仕組みや流れ、全体フローを解説しました。審査と聞いて身構えてしまうかもしれませんが、申請前に大まかな流れを知っておけば安心ですね。金融機関が申請者に求める情報は多いですが、それらを正確かつ適切に伝え、スムーズに手続きを行いましょう。