消費者金融で増額ができる条件とは?

消費者金融を利用すると、事情によっては増額を検討するタイミングがやって来るでしょう。

そんな時、むやみに増額申請をしてはいけません。

増額してもよい顧客かどうか、消費者金融に審査されるからです。

審査結果によっては増額できないだけでなく、限度額を減らされる可能性もあります。

消費者金融で増額できるための前提条件、増額しやすくなる条件、増額しにくくなる条件を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

①消費者金融で増額できるための前提条件
②消費者金融で増額しやすくなる条件
③消費者金融で増額しにくくなる条件

目次

消費者金融で増額できるための2つの前提条件

消費者金融に増額申請をすると、再度審査にかけられます。

無事に増額できれば何よりですが、審査結果によっては否決される場合もありますし、条件次第では限度額を減らされるケースもあるでしょう。

むやみに増額申請をするのは、危険なのです。

消費者金融で増額できるためには、大前提として以下の2つの条件を満たす必要があります。

  1. 3ヶ月以上の利用実績
  2. 延滞がない

最低でも3ヶ月以上の利用実績がなければ、増額の対象にはなりません。

1年以上の利用実績があれば、望ましいでしょう。

ただし、単に3ヶ月以上の利用実績があれば、増額の対象になるわけではありません。

「毎月の返済において延滞が一切ないこと」が、非常に重要です。

確実に返済実績を積むことが、消費者金融で増額できる最低限の条件になります。

消費者金融で増額しやすくなる条件

消費者金融で増額しやすくなる条件は、以下の通りです。

条件内容
利用実績が安定している毎回の返済期日の厳守約定返済額を超える金額の入金実績
金融属性の上昇他社借入金額や件数の減少年収の増加職業上の地位の向上(例:アルバイトから正社員への昇格)

「安定した利用実績」と「金融属性の上昇」の2点を同時に満たすのが理想的ですが、いずれか1点だけでも、増額の対象にはなりえます。

消費者金融で増額しにくくなる条件

消費者金融で増額しにくくなる条件は、以下の通りです。

条件内容
信用情報に傷が付いた返済の延滞や金融事故など
金融属性の低下他社借入金額や件数の増加年収の減少転職による年収の減少(転職してからの日数の浅さも含む)

「信用情報の傷」もしくは「金融属性の低下」のいずれかがあると、消費者金融で増額するのはかなり難しいでしょう。

特に、信用情報の傷は致命的です。

他社も含めて返済に遅れがあると、増額申請はまず通りません。

金融事故(返済の長期延滞や解約、債務整理など)は、もっての外です。

さらに、増額申請をきっかけとした再審査で、これら2点の内いずれかが確認されると、増額どころか限度額を減らされる可能性が高まります。

「お金に困って増額申請をしたのに、結果的には利用可能限度額が下がった」となれば、目も当てられません。

安易な増額申請は、自分の首を絞める結果にもつながりかねないので、注意してください。

まとめ

・消費者金融で増額できる前提条件は、「3ヶ月以上の利用実績」と「延滞がないこと」
・消費者金融で増額しやすくなる条件は、「安定した利用実績」や「金融属性の上昇」
・消費者金融で増額しにくくなる条件は、「信用情報の傷」と「金融属性の低下」

消費者金融で増額できる条件として何より大切なのは、「利用期間内において返済の遅れが一切ないこと」です。

返済に遅れがあると、増額はほぼ不可能でしょう。

他社からの借入金額や件数を減らすのも、増額においては有利に働きます。

しかし逆の場合(信用情報の傷や金融属性の低下がある場合)、増額が否決されるだけでなく、限度額を減らされる可能性もあるのです。

増額を申請する際には、増額条件をクリアしているかどうか、慎重に検討・判断した方が賢明でしょう。